amethyst-222’s diary

親から離れて心の安定を手に入れた経過の話

お弁当箱

お弁当箱を買ってもらったことがない。

うちのお弁当はタッパーに詰められていた。

 

お友達のお友達箱が羨ましかった。

お揃いの箸ケースやお弁当袋。本当に羨ましかった。

可愛くて、セットになっていて。

 

お弁当の日も、お友達は何ら気にすることなく机の上に出して、みんなの前で蓋を開けて食べていた。

 

私はタッパーで、家の箸。

箸ケースも買ってもらえなくて、先をアルミホイルで包んで持って行っていた。

色褪せたバンダナで包まれていた。

 

お弁当箱の中身も、見た目がぐちゃぐちゃで、みんなにお弁当を見られるのがつらかった。

隠して食べている子もいたけど、その子よりも中身がひどくて、惨め過ぎて逆に隠せなくて、気にしてませんという体で食べていたけど、お弁当の日はいつも泣きたい気持ちだった。

 

我が子達にはいつも自分で選んだ好きな物を与えています。

かわいい我が子達にあんな惨めな思いをさせたくない。

 

惨めに育った私は、学校がとてもつらい場所だった。

みんなと違うことがつらくてつらくてたまらなかった。

惨めなことがばれるのがこわくて、人の輪に入れなかった。気配を消していた。

 

我が子は光のあたる場所で育ててあげたい。