汚れたオムツの捨て方
子ども達がおむつの頃、ママ友親子と出かけるのがつらかった。約束のある日は、気が重かった。子どものお友達づくりのために、母である私が積極的にならないといけないと思い込んでいたから、会いたくない人にも会い、行きたくない場所にも行った。
検診や予防接種、児童館で知り合って連絡先を交換した。新しい人間関係を築こうと精一杯だった。
でも、マナーの悪い人が一定数いて、一緒にいるのが苦痛だった。
児童館のトイレのゴミ箱に「オムツのゴミはお持ち帰りください」と書かれていても、捨てて行ってしまう。「少しならいいのよ」って、自分のやることを正当化して、律儀に持ち替える私に「バッグにオムツ入れてバスに乗ったら、そっちの方が迷惑じゃない?」等と真面目過ぎる私を笑った。
駅のゴミ箱にオムツを捨てたりコンビニのゴミ箱にオムツを捨てたり、幻滅する行動をとる人は少なくなかった。子どもを託児されたり、図々しかったり、他にもいろんなことがあって、好きにはなれなかった。だから、少しずつ離れた。
今も仲良くしている人達は、オムツを公共施設に捨てずに持ち帰ったり、土足で椅子に立たせなかったりしたママ達で、今も尊敬しながら付き合えている。