amethyst-222’s diary

親から離れて心の安定を手に入れた経過の話

母乳かミルクか

一人目を産んだとき、おっぱいが出なかった。母乳で育てたいと思っていたから、ものすごくショックだった。なんで出ないの?と焦ったし、自分を追い詰めた。

搾乳器を買ったり、母乳マッサージに通ったり、いろんなことをした。それでも、出なかった。

一日中、おっぱいを出しっぱなしで娘に吸わせていたけど、それでもおっぱいは出なかった。

自分のエゴにこだわることは止めた。母乳育児は諦めた。泣く泣く諦めた。悔しかった。

 

努力した結果だめだったのに、父は母乳で育てないといいこにならない、身体が弱くなる、アレルギーになる、喘息になる等、様々な勝手なことを言った。義理の母も同じように言った。

 

夫と義理の父は何も言わず、娘に哺乳瓶でミルクをあげてくれた。ミルクを飲ませるのを楽しんでくれていた。

 

外へ出ると、いろんな人に話しかけられた。赤ちゃんを連れていると、いろんな人が話しかけてくるけど、必ず母乳かミルクかを聞かれた。馬鹿正直にミルクだと答えると、母乳の素晴らしさを教えられ、ミルクで育った子が思春期にどう荒れたか等、ミルクで育てることの弊害を教えられた。

 

二人目のときは、全く苦労せずにおっぱいがでたから母乳だったけど、夫はミルクをあげられないことを寂しがっていた。

 

二人とも小学生になった今、言えることはミルクでも母乳でも、関係ない。子育て中に、どうコミュニケーションをとるかで子どもの性格は変わっていくよということ。

母乳を飲めなかった上の子も、母乳だけを飲んで育った下の子も、共にいいこに育っていると思う。

 

子どもが産まれたら、その日からただでさえ眠れないんだから、追い込むような言葉はかけたくないなぁと思う。

街ですれ違う子連れの方に心の中で声援を送る。