amethyst-222’s diary

親から離れて心の安定を手に入れた経過の話

人の足を引っ張る言葉

ピアスを開けた。

ピアスを開ける気なんてなかった。
反抗心から開けた。

母親と決別する為に、大人になってから開けた。

中学生の時に、同級生が「ピアスを開けたいから高校は公立に行く」と言った。

衝撃!

怖くないの?って気持ちと、親は怒らないの?って、いろんなもの気持ちがないまぜになった。

中学になった頃から、母親がうるさかった。
「親からもらった身体に傷つけるなよ」って。

本当に口うるさく言われていたから、高校に入ってすぐにピアスを開ける子が身近にいるなんて、本当に驚いた。

「お母さん怒らないの?」と聞いてみたら、「ママがピアスの方がかわいいから開けなよって言うよ」と、これまた想定外の返事だった。

その子は高校に入ってすぐにピアスを開けて、おしゃれを楽しんでいた。

一方私は、色つきリップを塗っただけで、「色気づきやがって!」と叩かれて怒られて、持ち物も手帳も全部見られていた。

ピアスがかわいくて羨ましい、つけてみたい、私もかわいくなりたいって気持ちもあったけど、母が嫌う行為をしたかった。

もう、あなたの言うことを聞かないという意思表示で開けた。

だめだと言われていたことをするのは怖かった。

開けたら世界は変わると思っていたけど、変わらない毎日があった。

母親があんなに口うるさく反対していたことは、ただの、母の好き嫌いだったことを知った。