amethyst-222’s diary

親から離れて心の安定を手に入れた経過の話

使い切りサイズが好き

物を使い切ることが好きで、何かを買うときはいつも小さい方を選ぶ。

 

シャンプーリンスもそう。

鰹節とか、ふりかけ、醤油等の調味料も。

 

使い切れなくて残った物が、引き出しの奥にしまわれているのが嫌い。

不潔な気がしてしまうから。

捨てられない気持ちもわかるけど、取っておいても使わなくなることが多い。

いつ使われた物なのかわからないのに、捨てる罪悪感から残された物が家にあるのが嫌だ。

 

使い切ると、次の物を選ぶ楽しみもある。

期せずしてミニマリストになった私。

 

 

びしょびしょの食器

台所に子ども達が入るのを嫌がった母。

流しには常に洗い物が溜まり、次の食事まで洗われることはなかった。

 

食事前に洗われるけれど、拭かれない食器達。

 

布巾のない家だった。

洗いたてのびしょびしょの食器と箸をぶんぶんと振って水気を切っていた。

 

子ども達それぞれが手伝っても、初めは喜ぶけど、戻す位置が違う等と言われ、次第に誰も手伝えなくなった。

汚い台所を改善したくても、母お気に入りの兄でさえも何も出来ず、汚い台所で作られた食事で私達兄弟は成長した。

 

ある日、拭かずに引き出しに戻された木べらにダニが大量に繁殖していたことがあって、あまりの気持ち悪さに吐いた。

 

母に伝えた。当然木べらは捨てられると思ったけれど、ちゃちゃっとすすがれ、木べらはまた引き出しへと戻された。

 

 

流産手術後の母のセリフ

繋留流産したことがある。赤ちゃんが育っていなくて、手術をすることになった。

 

手術の数日後、気分が悪くて、ふらふらで動いていた私の後ろ姿を見た母が放った一言が忘れられない。

 

あんた、痩せちゃったね。

かわいそうに。好きなものたくさん作ってあげるよ。

(笑い出す)

いや〜、かわいそうに。後ろから見たらお尻が垂れちゃって。中絶、流産した女のお尻だわ。

言わなくても、気付く人は気付くね。

だらしないですって言ってるようなもんだわ。

 

手術後の具合の悪い実の娘に言うセリフとは思えない。

心配してくれたのかと思ったら、だらしない女って罵られておしまいだった。

 

 

お化粧

19歳まではネイルを塗っても、色付きリップを塗っても嫌味を言われた。不良だとか、あばずれだとか叩かれた。

 

なのに、成人して働き始めたら180度変わって、女の嗜みとして化粧をしないのはどうなのかと嫌味を言われるようになった。

 

お化粧したことがないから、色の選び方も下手だったのだと思うけれど、似合わない、派手、地味、と事ある毎に嫌味を言われた。

 

今まで禁止されていたものが、始めた途端に上手くいくはずがないのに、それを求める母でとことん振り回された。

 

しかも、根拠を求めてもそんなもの存在しないからか、あんたはいちいち煩い等と怒られて、全く話にならなかった。

 

娘には徐々にいろいろな物を買ってあげたいと思う。反対するなら根拠を示したいと思う。

子どもを抱っこ

子どもの体重が増えて、立ったまま抱っこするのがきつくなってきた。

それでもまだまだ抱っこしてほしい子ども達。椅子に座って抱っこするようにしている。

 

親の身体に肌をくっつけることで安心を吸収しているのか、一日に何度も抱っこされに来る。髪に鼻をくっつけると、外に出ていなくても日なたの匂いがする。

 

この抱っこのやり方だと自分の身体に負担もかからないから、子ども達がもういいって自ら離れるまで抱っこしようと思っている。

 

自分は親にくっつくと嫌がられるから、肩や腰、足の裏を揉むことを口実に親の身体に触れていた。

残ったリンス

実家は安い物で溢れていた。

ストレス解消からか、母はドラッグストアのお買い得品をいつも大量に買って来ていた。

たくさん買うのが好きなのか、千円以下のお買い得品を幾つも買って来るという買い物の仕方だった。

 

狭いお風呂場に常時シャンプーとリンスが3種類も4種類もあった。使い切る前に次の物が出され、使い切られることのないリンスはいつも余ったまま、捨てられもせず容器にはカビが生えていた。

 

数を減らしたいと提案してみてもだめだった。家族の中でカビが気になるのは私だけだったようで、疎んじられた。容器を洗ったり、シャンプーとリンスをきれいに並べるだけでも、細かい、神経質って怒られた。

 

使い切れない量が置いてあるし、古くなっているし…と判断し捨てると叩かれ怒られて、容器に半分くらい残ったリンスが山のようにあった。

髪に使ったという体で少しずつ捨てていたけど、私が実家を出てからは誰も捨てる人がいなくなったんじゃないかと思う。

 

実家を思い出すと、お風呂場の大量のリンスが浮かんでくる。

ありがとうございます

☆、ブックマークをつけてくださってありがとうございます。反応がいただけて嬉しいです。

 

実家の話は夫にも、まだ全部話せていません。結婚して10年以上一緒にいるのに、口に出す気力がなかったり、子どもに聞かせたくない、聞かれたくないという気持ちがあります。

お母さんはかわいそうな子どもだったとばれたくない気持ちがあります。

 

☆やブックマークのお礼をどこに書いていいのかわからず、ここに記します。