amethyst-222’s diary

親から離れて心の安定を手に入れた経過の話

孫の誕生日より、自分の還暦

親と縁を切る前の疎遠にしていた頃、娘の誕生日があった。

 

私は期待していた。

お年玉を孫にもらうだけなのに、お金をたかられたって言われて、両親との関係がぎくしゃくしたし、傷ついていたけど、まだやり直せると思っていた。

さすがの母も夫の手前謝ってきたり、豪華なプレゼントをくれて機嫌をとりにくるものだと思っていた。

 

でも、なんにもなかった。

電話もなし。メールもなし。手紙もなし。プレゼントももちろんなし。

 

忘れているのか、あえてのことなのか、一切音沙汰がなかった。

 

でも、母の、自分の誕生日には違った。

還暦で祝ってもらいたい気持ちがあったのか、電話もメールも頻繁にきた。

娘の様子を尋ねてきたり、写真がほしいと言ってきた。

…娘の誕生日は一切スルーで、自分の誕生日のために連絡してきたことがありありとわかってしまった。

 

そこから、気持ちがすーっと冷めて、誕生日プレゼントも贈らず、お祝いの電話もメールもしなかった。

 

母の誕生日の数日後に父からその件で連絡がきた。母が悲しんでいると。

でも、いろんなことに気がついてないふりをした。

今までのように先回りして謝ったり、機嫌をとったりしなかった。

 

両親は不満に思ったようだけど、両親よりも娘が大事で、もう嫌われても構わない気持ちだったから、放っておいた。