やさしさとおせっかい
お友達にのりを貸してと言われた娘。
スティックのりを貸そうとしたら、液体がいいと断られた。
そのお友達に、「物言いのきつい男子がのりを持っているから借りたいけど、怖くて言えない。娘ちゃん、代わりに借りて。」と頼まれ、そうしたらしい。
娘が借りたことにして、お友達に貸したらしい。
娘は、人の役に立てたという気持ちでいた。
確かに親切にしたと思うんだけど、そののりに何かあったら娘の責任になるから、なるべく、そういう時はお友達に言ってもらうようにサポートに回るように促した。
人の仕事を取らない、代わりにやってあげないと教えた。
のりの問題なんて、ほんとうに小さな、些細な問題だけど、これが本だったり、別の物だったら大変だよねと話した。
理解してくれただろうか。
距離の取り方って難しい。
私もこれができなくて、30代でようやくできてきたように思う。
人に認められることで自分の価値が決まると思ってたから、プライドも全くなくて、人に利用されてばかりだった。
娘には私のようになってほしくない。
覚えてくれることを祈る。