amethyst-222’s diary

親から離れて心の安定を手に入れた経過の話

お母さんはカウンセラー

毎日帰宅後に、夫と子どもの一日の出来事を聞く。

安心して眠れるように、不安や不満を受け止めたいと思っている。

家の中での、カウンセラーでありたい。

 

おやつを食べながらだと、「忘れた」と何も言わないこともある。

でも、疲れたと甘えてくる気持ちを受け止めて、抱っこしたり、耳掃除したり、肩や足を触ってマッサージしていると、思い出した一日のいろんなことをぽつぽつと話してくれる。

 

 

朝は、不安を抱えたまま出発しなくて済むように、つらつらと話すことを聞く。

想像しながら聞いて、夫や子どものいいところ、できているところを伝える。

いてくれるだけでどんなに毎日嬉しく思っているかを伝える。

安心した顔を見られてから、送り出す。

 

 

夫は中間管理職としての仕事がとても大変で、子ども達は学校での集団行動が大変で、みんなよく頑張ってるなと尊敬する。

私も頑張ってるから、私のことも聞いてもらう。

 

 

私は繊細な子どもで、登校前は頻繁にトイレに行っていたし、苦手な子に挨拶するのも苦手だった。

学校に行くだけで動悸もした。

休みたいと仮病を使おうものなら、父や母にびんたされ、無理やり引きずられ、勝手に洋服を脱がされ、余計につらい気持ちになるだけだった。

母の愚痴は聞かされていたのに、母は私の愚痴を聞いてくれなくて、「子どもは子どもらしく」と突き放されるのが寂しかった。

家族に気持ちを汲んでくれる人はいなかったし、家にも学校にも居場所はなくて、どうしてこんなに寂しいんだろうと思っている子どもだった。

 

父や母に相談しても、父は気にしなきゃいいの一言で話を聞いてくれないし、母もあんたは湿っぽい子と言って、兄や妹を見習いなさいと言うから、一人で不安と闘っていた。

 

 

私は、「いてくれるだけでいいんだよ」と言われて育ちたかった。

その言葉がどんなに魔法のように心を強く、安心させてくれるかを知っているから、毎日毎日、いてくれるだけで幸せにしてくれるよ、ありがとうとメッセージを込めて、いろいろな声をかける。