親との仲の良さ
小学生の頃は、親に可愛がられている人が妬ましかった。
中学生からは、なんで自分は可愛がられないのか理由を知りたかった。自分の足りないところを探すようになった。
足りないところを探して、そこさえ直せば可愛がられると思っていた。
いつも、私じゃない誰かのようにならないといけないと思っていた。
親は我が子をそのままで愛していること、欠点さえも可愛く見えることを親になって知った。
愛は努力で得るものじゃないんだと知った。
どうして子どもを愛せないのに、うちの親は3人も産んだんだろう。
お金がないお金がないって言うなら、子どもをそんなに産まなかったら良かったのに。
食事は与えられていたけど、旅行も行けず、映画もだめ。
家族でディズニーランドなんて行ったことない。
子どもの笑顔を見るための家族内イベントみたいな物もなし。
誕生日プレゼントもなし。クリスマスも数回もらっただけ。
生かしてはもらったけど、楽しくなんかなくて、いつも周りのお友達が羨ましかった。
文句を言うと「うちはうち、よそはよそ」とお決まりのセリフでおしまい。
せめて清潔な家に住めていたら家も楽しめるのに、物だらけの埃だらけの、息の詰まる家。
よく生きてきたなぁ、私。