母の口癖
「親を敬え」が母の口癖だった。
「バカにしてるのか」もよく言われた。
敬えって言われたから敬えるものではないよ、と思っていた。
家族の中心でいたい母。
子ども達から相談されたり頼られたいから、子どものことをなんでも把握したかった母。
子ども達が秘密を持つことを許さず、机の中や友人からの手紙、何もかもチェックして、チェックしていることを匂わせてくる母。
私達子どものことを信頼してくれずに、過干渉だった。
生きづらくて、苦しかった。
ずっと、早く死にたいと思って生きていた。
何度か死に方を考えたんだけど、怖くて実行出来なかった。
母に「あんたは我が強いから結婚出来ない」と言われ続けて、呪いにかけられていたけど、幸せな結婚をした私が今ここにいる。