amethyst-222’s diary

親から離れて心の安定を手に入れた経過の話

パン屋になると言った母

両親は年金がない。

定年したら家を売って、郷里に帰ると言っていた。

 

そこでのんびり暮らすのかと思ったら、母がパン屋をやると言った。

昔からパン屋ほど儲かる仕事はない、10倍の値段で売れるんだからと言っていた。

母は考えが浅いから、テナント代や光熱費、人件費、雑費などを考慮に入れずに小麦から考えると10倍の値段で売れて、ラクに儲かると考えたようだった。

 

ちなみに母はパン作りを習ったこともなければ、美味しいパンを焼くこともできない。ホームベーカリーをたくさん買って、食パンのみを売るんだと言っていた。

 

いつもこんな調子で、現実離れしていた。そして、お金がないお金がないと私の前でだけ泣くから、私だけがお給料のほとんどを母に渡すことになった。