「そうだね」の効果
子ども達の話は「そうだね」「そうだったんだ」と聞く。共感の言葉で相槌をうちながら聞く。
そのせいか、何でも話してくれる。
両親は言わなくても怒るし、言うともっと怒るから、兄弟みな親への口数が少なかったように思う。
両親は子ども達のことは思考まで全部把握する必要があると考えていた。だから、「言いなさい」と秘密にしていること、たいしたことないこと、様々なことを聞きだされていた。正座して、びんたされながら学校でのことを聞かれるのが怖かった。週に何度もあって、本当につらかった。
親の望む行動が取れなかったことを知られると、頬がひりひりするほど叩かれた。泣きながら眠って、次の日は目を腫らして学校へ行っていた。
人は、共感してもらえたら、自ら話すんだと思う。
私は、子ども達の好きな人や、授業中にこっそり考えていること、やっていること、いろいろなことを知っている。叩かずに知っている。